今回動物看護士の冨田からです。

「最近、足先をよく舐めているんです。」「足先を触ると嫌がるんです。」
よく見てみると、爪が伸びすぎてパッド(肉球)に刺さり、そこから出血し、
化膿していました。

猫さんの爪は巻いて伸びるので、伸びた爪を切らずにそのままにしておくと、
刺さってしまうことがあります。
処置をするにも触るだけで痛がってしまうので、
局所麻酔をしてから処置をしますが、
局所麻酔だけでは処置ができないこともあり、その場合は鎮静剤を使用します。
(睡眠薬と考えていただければいいかもしれません。
この鎮静剤には覚まし薬があるので、覚まし薬を使用すると
5分ほどでもとに戻ります。)
局所麻酔後、まず爪を切りますが、爪が巻いてしまい爪切りの先端が
入らないことが多く、専用の器具で爪を切り、刺さっている爪を抜きます。
爪を抜くとそこからの出血が止まらないことも多く、
化膿していることも多々あります。
傷口をよく洗浄し、包帯を巻き、舐めないようにエリザベスカラーをします。
(エリザベスカラーをすることで大変なストレスがかかってしまいますが…)
その後、何度か通院していただくことになります。

猫さんは自分で爪とぎをする子もいますが、この猫さんのように爪が
巻いて伸びてしまいパッドに刺さることもあります。
もし猫さんの爪が伸びている場合は切ってあげてください。
親指の爪を忘れている方もたまにおられます。
どこまで切っていいかわからないという方はご相談いただければと思います。
なかなかおうちで爪を切らせてくれない猫さんは、
当院に連れて来ていただければ、
なるべく負担をかけないようにして爪を切りますよ。

第21話以降はこちら

第20話 海外移住

第19話 大型犬の食欲

第18話 また肛門腺の話

第17話 肛門腺の化膿

第16話 犬と猫の便秘

第1話 消毒液

第14話 窓の外

第13話 仔猫とハジラミ

第12話 猫とユリ

第15話 毛玉ケア

第11話 こげ茶色の耳垢

第9話 爪のけずれかた

第6話 自転車での散歩

第8話 雪の日の散歩

第7話 巻き爪

第10話 マダニ予防

第5話 脂肪腫?

第4話 てんかん

第3話 腎不全

第2話 輪ゴムに注意